2011年7月28日木曜日

エアー中間発表 7/28 Part1

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鳥井 晴香
音楽データを利用した映像制作支援に関する研究
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Youtube、 ニコニコ動画など、映像と音声を使った配信ができるようになった。
[ 先行研究 ] 音楽と感情の研究
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加速直線運動から受ける感情強度の推定
音楽から受ける感情を、モデルの動きや形で反応させる?

デジタル音楽データから、ビートなどのタイミングを
取り出しユーザーが、タイミングや速度などを調整して
どのような表現ができるか、調査したい。
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リズム・メロディー・ハーモニー
/ ビート

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[ 佐々木からのコメント ]

C++で、開発をするということですが、頑張ってくださいね!
昨年も、実際のアプリケーションの開発までいたらずに
(言語の勉強だけで終わっちゃった)結果が出なかった学生さんも
ありました。 そいうことのないように、早めの言語の勉強と
プロトタイプの作成をやってみてくださいね。

それから、モデルデータの動きについて、プログラムが出来上がるまで
待つのではなくて、Aftereffect や Flash などで、仮のアニメーションを
作ってみて、検証することも出来るのではないでしょうか?

いやしかし、 y = cosh x の数式が 「驚き恐れ」の表現になる
というのはびっくり! 本当ならば、すごいことだけど
ちょっと、怪しいという気もしまが...


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伊藤綾乃
箱庭療法における玩具モデルの現実感に関する研究
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CG映像については、医療の分野でも使われていることを知ってほしい
「箱庭療法」で使われているCG映像について、研究してみたい。
「箱庭」は、自分の心理状態が反映される。

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デメリット: 実際に触れる楽しみや感覚がない
メリット:  環境に依存しないで実行できる

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箱庭でつかうキャラの中でも「人間」のキャラクターに着目
CGキャラの「人間」はリアルになったからといって、
感情移入しやすくなったかというと、そうでもない。

7頭身 ←→ 3頭身 どちらが感情移入できるか?

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[ 佐々木からのコメント ]

箱庭療法で使われるモデルの「精度」や「プロポーション」など
を追求するのは重要かもしれないね。 まずは「箱庭療法」そのもの
について、よく勉強して、求められる「玩具モデル」のありかたを
知る事がだいじでしょうね。


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浅川万里恵
家計簿アプリケーションの拡張
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家計簿調査の課題と改善にむけて
数値誤差(手描きのミス)
サンプルの偏り ( 主婦層による記述 )
調査内容の偏り(高額な買い物、冠婚葬祭)

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家計簿の現状 関心は高い / 継続するのが難しい
スマートフォンに注目して、長期継続できる家計簿

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アクティブマネー Pro ( いつもの機能  / 利用料金800円 )
かけ〜ぼ ( カレンダー機能付き )
袋分け式家計簿( 現実とおなじように袋分け )
撮って家計簿 ( レシートを撮影 )

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[ 佐々木からコメント ]
履歴から、内容を参照できるというのは便利かも。
これは、個人的なサーバー型のサービスを前提にしているんですね( Evernote のような )
これでも十分に便利だとは思うのですが、研究テーマとしては、もうすこし「技術的課題の解決」という方向に持って行った方がいいかもしれません。

携帯やスマホ用のアプリを作ったというだけだと「研究としてのポイント」が見えなくなりますね。浅川さんの注目した機能に関連した、開発うあ調査をしなくてはね。


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松井英樹
SF映画と音声認識技術
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SF映画の中に登場する「音声認識技術」について
調べる事で「人間と機械のコミュニケーション」のありかたの
アイデアを抽出する。 ふつうではなかなか思いつかないような
奇抜なアイデアや、珍しいアイデアを集めて、新しいサービス
のありかたを発見したい。

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[ 佐々木からコメント ]
音声認識の技術は、これまでも長い間研究がつづけられて
きたのですが、なかなか実用的な開発が進んでこなかったものです。
それは、松井君の報告にもあったように、音声認識そのものの
難しさ、日本語独特の「音響的問題」、「文法の複雑さ」、
「地域における訛り」などがあるのです。

本来の「音声認識」の研究は、上記のような問題に取り組むのが本来
ではありますが、松井君のようなアプローチも、それはそれで
大変、面白いと思いますよ。

SF映画の中で、人間と機械がコミュニケーションするシーンを
できるだけ多く集めて、収集・分類の作業を進めてくださいね。

鳥井さんが、質問で言っていた、アドバンスト・メディアの
「Ami Voice 」は、メディア学部では、飯田先生の研究室にありますよ!

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エアー中間発表 7/28 Part2

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楠本将一
手話のフラッシュアニメーションとその利用法の提案
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日本語対応手話
日本の中途失聴者や、難聴者のために

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なぜ、アニメーションなのか
先行研究の手話サイトは閉鎖されていた

スマホ用のアプリ「手話ステーション」は非常に良く出来ている!
うごく「手話辞典」として価値は高い。


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ドラマ・映画で使われた手話表現をアニメーションで再現

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[ 佐々木からコメント ]
どうせ作るなら「これまでなかった機能」を使って
「こういうのがあればよかった!」と思われるようなもの
を作りたいですね。

たとえば、自分の目で見た方向で、自分の手が見えるとか。
普通のものだと、左右逆だったりしますよね。
3Dとフラッシュを組み合わせる事で、後ろからも
左右逆転も、いろいろできるっていうのはどうかな?

[ 眞貝君から ]
誰にむけたアプリケーションなのかをよく考えよう!
3Dである利点をよく考えてください。

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小林 剛
スマートフォンを使ったARショッピングの研究
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ARを使った実際のショッピング
眼鏡 → Zoff
スイスの時計メーカー → Tiara
衣服 → Zugara

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スマートフォンでのショッピングは使いやすいのか
シンプルで手軽なアプリを作りたい
ARマーカーをアプリで読み取る(マーカーは手軽なもの)

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[ 佐々木よりコメント ]
携帯電話やスマホのカメラは、画角がそれほど広く(広角)ではないので、
実際にAR機能で、CGを合成した時の見やすさを工夫しなければね。
ARツールキットだけで、大丈夫ですか?

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清水 源明
聴覚と視覚に関するインタラクティブアートの研究と制作
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作品をつくりたい!
過去のインタラクティブアートについて調査をして考えた
インタラクティブ・アートとはなにか(相互に作用するアート)

Beyond Pages : 藤畑正樹
2048 : 佐藤雅彦 / 緒方壽人

藤畑正樹 インタラクティブ・アートは本質的でなければならない
自分の身近にある問題をテーマにしたい

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[ 佐々木からコメント ]
とにかく「アート」なのですから、インスピレーションに
したがって「自由」につくることが大事ですね。
理論的な裏付けは、作品制作の過程をとおして考えて行く
ということでもよいと思います。

この作品を鑑賞してくれる人、体験してくれる人の心に
強く訴える、あるいは印象に残る仕掛けを工夫しましょう。
清水君のいう「楽しさ」というのも、最も重要だと思います。
これからは、どんどん実験をすすめるのが良いでしょうね。

ミニチュアサイズの、インスタレーションで実験したり
CGなどでシミュレーションする、あるいは2Dの映像で
試験的なものをつくるなど。

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エアー中間発表 7/28 Part3

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浦野壮広
立体視映像を効果的に表現するための演出方法
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3D映画の歴史と、3D映画の技術分析

●3D表現の陰影(証明、光の演出)
●3Dのモーションの効果(まっすぐ来る / まがって来る)






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[ 佐々木からコメント ]

3D映画の技術分類のところは、発表では省略して大丈夫です。
次世代ブロードキャスト研究室でも、3D関連の研究がありましたが、
今日浦野君が行ったような「技術紹介」的な発表は、
すべて割愛するように指示されました。

3DCGを使った、表現について、もっと踏み込んだ作品制作を
してくれないと、ダメかもしれません。検証というよりも
新しい表現手法を探求するという方向に持って行き、
もっともと、大胆な提案、表現を考えましょう。

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川合洋平
立体視と立体音響の音響定位の関係性について
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近年流行している 3D立体映像における、音響効果に
ついて、最も適正な音響定位について考える。

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[ 佐々木からのコメント ]

研究のねらい自体は、とても良いと思います。
現在のところ、3D立体映像のコンテンツは、まだまだ映像優先で
つくられているために、音響までを完全な形で定位したコンテンツ
は少ないと思います。

ただし、この研究を実際に、どのようなコンテンツで、どのように検証するのか?
あるいは、自分でも音響トラックを制作するのかどうか?
実証実験するための 検証サンプルをどうつくるのか?

また、5.1サラウンドの効果と、人間の音響を感じる感覚との
関係などについても(音響心理?)勉強してみてはどうでしょうか。

このあたりを、よく考えてほしいです。
夏休み中も頑張ってください。

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本多健太郎
災害時のつぶやきの考察
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東日本大震災以降、情報収集のためのコミュニケーションツール
としてのSNSの価値は大きく見直されることになった。
震災時に使われたツィッターの使われ方について調査した。

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[ 佐々木からコメント ]
今回の発表にあるような研究は、現在あちこちで
なされていることと思います。

次世代ブロードキャストでも、何人かが進めているようです。
同じ「ツィッターによる災害情報」の研究でも、本多君の研究だけが持つ
ユニークなテーマがなければならないと思います。

もう一息、頑張ってテーマと研究計画をブラッシュアップしなければ
ならないと思います。例えば、ツィッターの利用状況やユーザーの
感想などをもとに、新しい「災害用SNSサイト」の設計、
新しいSNSサービスの提案など、できないでしょうか。

ツィッター、FB、MySpace、Google+、いずれにも
ない「災害緊急時のコミュニティ」に有効なSNSというものを
設計・提案するというのはどうですか?

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2011年7月24日日曜日

[ 7/28 ] 中間発表

エアープロジェクト・中間発表の
スケジュール表が完成しました。

担当の浅川さん、有難うございました!研究室のみなさんで、協力し合って、よい発表会にしましょう。よろしくお願いいたします。


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2011年7月22日金曜日

ニコファーレ!

このたび、六本木ベルファーレを改装して誕生した「ニコファーレ」すごい話題です。これこそ、これからのエアープロジェクトが取り組むべき方向。イベントとSNS、リアルタイムCGの融合だ。

2011年7月18日月曜日

これやってみたい!

キネクトとiPadを使った、ARアプリケーション。
ストリング・オーギュメンテド・リアリティという SDKを使っているらしい! ぜひ試してみたいぞ。


3d Video with Kinect and iPad from cc laan on Vimeo.
We used the String Augmented Reality SDK to display real-time 3d video+audio recorded from the Kinect.

A just for fun experiment from the guys at Laan Labs. http://labs.laan.com/
Follow us on twitter @laanlabs for updates about our projects.